墨歩会さんのライティングスタッフ・眞山と申します。
今回は、お世話になっております、墨歩会さんのオンライン書道教室にお邪魔させて頂きました。
私は昨年から墨歩会さんのオンライン書道教室に関してお話をうかがっています。
昨年末には、コロナ禍が始まる数年前より開始されていた、オンラインでの書道教室を取材させて頂きました。
「Zoom書道」という新時代の学び!学生のオンライン書道教室に潜入してみました。
新型コロナ流行に伴って、様々なオンライン化が急速に進みましたが、墨歩会さんはそのはるか以前からオンラインに目をつけていらっしゃいました。
作品の添削はもちろん、Web上での書道展も開催され、直接対面しないオンライン教室の運営を、すでに展開されていたのです。
今回は、新しく開始された「親子で学ぶオンライン書道教室」の様子を、特別に拝見しましたので、そのレポートをさせて頂きます。
「親子で学ぶオンライン書道教室」は、小学生入学前の、4歳~6歳くらいのお子様が対象です。親御さんも一緒に参加することで、一緒に受講することができます。
このくらいの年齢のお子様ですと、まだ字が書けないのではないか?と思うかもしれませんが、問題ありません。
まずは、幼い頃から字をきれに書く練習をすることの大切さを簡単にご紹介します。
幼稚園時代からきれいな字を書く練習するメリット
1.学ぶ喜びが得られる
幼い頃に誉められた「嬉しい」という記憶は深く心に残り、その後の人生にも少なからず影響を与えます。
課題に挑戦し、クリアすることによって先生や親から褒められるという成功体験があると、お子様の自信にもつながります。その他の学習にも意欲的に取り組むことができるようになります。
2.小学校入学後の勉強に役立つ
小学校入学前から文字の読み書きができることで、入学後の学習がスムーズになります。
また字が読めると、ある程度本も読めるようになるので、読み書きができない子よりも知識の吸収が早くなるでしょう。
3.きれいな字を書けるようになる
きれいな字を書けるようになると、成長してもその感覚が残ります。
現在パソコンでの文字入力が主流になっているとはいえ、手帳の記入やホワイトボードの板書、礼状の作成など、様々な場面で手書きの文章が必要になります。きれいな字を書けると、その後の人生において非常に役立ちます。
オンライン書道教室の特徴
このように、幼稚園や保育園時代から習うことによって様々なメリットがある書道教室ですが、墨歩会さんのオンライン書道教室は、どのような形で進められるのでしょうか?
1.隙間時間にお手本動画を視聴
まずは動画でお手本を視聴します。オンラインですので、時間と場所を選ばずに学ぶことができます。忙しい方でも、都合の良い時間にお子さんと視聴して学ぶことができるのは嬉しいですね。
2.課題に取り組む
お子さんと一緒に課題に取り組んでください。
まだ字の書けないお子さんは、鉛筆の持ち方から入ります。そして、きれいな線の引き方などに取り組みます。
3.オンラインで課題を添削
事前に課題を提出し、Zoomを使ってリアルタイムで添削して頂きます。字の形の特徴や止め、はらいなどを丁寧に教えてくださいます。
修正ポイントをその場で伝えることができるのはもちろん、良くできたものについては、先生から花丸をもらうことができます。先生・親御さんから褒められるので、お子さんのやる気と自信につながります。
オンライン書道教室の感想
それではここから、実際の授業を拝見して感じたことをお伝えします。
1.真剣に取り組む
受講されていたのは4歳前後の女の子とその親御さんでした。
先生がお子さんの書いたひらがなを添削し、花丸の一歩手前の三重マルをもらうことがあります。三重マルは「惜しい!もう少しで花丸ですよ」という字ですね。
すると、なぜ花丸ではなかったのかを指摘し、先生がお手本を書く様子をリアルタイムで見せてもらうことができます。
その様子を食い入るように見るお子さんの目は、真剣そのもの。
やる気に見ていることが分かります。
また、事前に何枚もの課題に取り組んでいたことで、上達する様子が目に見えて分かる子もいました。
2.お子さん一人一人にふさわしい指導
基本的に小さなお子様は曲線を書くことが難しいようですが、あるお子さんは曲線の方がうまく書けるようでした。
先生はそれをご覧になると、「つ」や「し」から練習をしましょうか?と提案。お子さんの得意な字から練習するよう、すぐに方向性を決めていました。
得意な字から練習し、上達して褒められると、お子さんは嬉しくなってさらに意欲的になります。
また、先生から親御さんに、「お子さんに教え辛いと感じる字はありますか?」と質問されるので、その場でお子さんの課題を先生に伝えることができます。
このような柔軟な指導は、親子で受講する利点でしょう。オンラインとはいえ先生から直接指導してもらうことで、お子さんの適正を見極めて、お子さんに最もふさわしい指導をして頂くことが可能になります。
3.楽しく笑いあえる授業
あるお子さんに、「と」の書き方を教えていた際、先生はこのような指導をされていました。
「内側の空間には、さんかくおにぎりが入るようにね」と言いながら、のりつきのおにぎりのイラストを書いたのです。
それを見て、お子さんも親御さんも思わず大笑い。
明るく楽しく学べる雰囲気が、非常に印象的でした。
まとめ
以上、墨歩会さんの「親子で学ぶオンライン書道教室」潜入レポートでした。
あなたのお子さんも字の書き方を、コロナ禍でも安心なオンライン書道教室で楽しく学んでみませんか?