第11回Web書道作品展(2023年11月~2024年10月)について

Web書道作品展は、今年で11回目になりました。
11回連続出品者が多数おられます。
本当に、よく頑張っていると思います。

書道って、やっていると時間があっという間に流れますよね(笑)

書道の作品は、一瞬で書けると思っている方が、多いようですが、
実は、何十枚(人によってはもっと)も書いています。

練習、清書として区別して書くと思っておられる方も多いようですが、
それは、一部の書道教室の方法にすぎません。小学校では、今でも、そういう方法で書いている小学校もあるかもしれませんが、
練習と清書を区別していたのは、紙が貴重だった時代の習慣です。その頃は、練習の紙と清書の紙を区別していたそうです。その時代に活動されていた先生方に習った方の中には、今も、そういうものだと思っておられる方がいるのかも、しれませんね。

少なくとも、私は、小学校の頃から、練習と清書の紙を区別したりすることはありませんでした。書けた枚数の中から最も上手に書けたものを清書としてきましたから、
受講生の方にも、一枚一枚清書のつもりで、何枚も書き、そのうちの一枚を清書とするようにと指導しています。もちろん、もっともうまく書けたものを選ぶことが出来ない方については、私の方で選別しています。

今回展示している作品それぞれの背景に、何十枚もの没作品があったということです。
同時にそれは、涙ぐましい努力の歩みだったり、学びです。もちろん、ただただ、楽しく筆を運んた方もいます。

書道作品を仕上げている皆さんの姿を見ながら、いつも思うことは、

今回のチャレンジで何か一つでも、得たものがあればいいなぁ~

って、祈るような気持ちで、みなさんの運筆する姿を見ていました。

さて、今年のウェブ書道作品展を見て、みなさんは、どう感じるんでしょうね。
教室へ来たとき、オンライン添削を受けたときにでも、教えてください。

ご覧いただいた方からのご感想、ご意見なども、お待ちしています。

今年のWeb書道作品展ページは

この記事を書いた人

きょうほ先生

墨歩会主宰
きょうほ書院代表
国際文字文化検定委員

添削会、朝活、オンラインサロンでお会いしましょう。