墨歩会 堀朱麗です。
今年も、無事編集が終わりました。第10回ということもあり、ほぼ全ての編集作業に関わりましたが、作業時間は、大幅に短縮できるようになりました。しかし、こだわって、凝りに凝ってしまって、やっぱり、作業を増やしてしまう傾向があります。それも、出品者のみなさんの作品から感じ取れる努力の跡があるからかもしれません。
「Web書道」(ウェブ書道)と言う言葉がなかった頃、みんなで色々考え、意見を出し合う中で、インターネット書道展ではなく、「もう一歩先でありつつも、伝統的な言葉はないかなぁ~」という意見をきっかけに、ウェブ書道という言葉が誕生しました。Webには、クモの糸のようにネット上を張り巡らせる意味があります。当時は、サイト名の前に「WWW」が付いていました。World Wide Web もはや誰もそのことを覚えていないかもしれませんが、今も、使っているサイトを見かけると懐かしくなります。きっと、この言葉は、薄れていくかもしなけれど~。何れ消えるかもしれないけれど、原点の言葉を使いたかった。
あっという間に、広がり、商標登録しておけば良かったかなぁ~とスタッフで話したこともありました。けれど、みんなが使いたくなる言葉だったということは、「これで良かったんだ」と数年たって、みんなで納得しました。類似サイトに悩んだ時期が今は、とても懐かしく思い出されます。
10年は、誰でも簡単に継続できることではありません。10回連続出品している強者もいますから、出品者と見てくださる方々のお声が何よりの励みとなりました。
「もう、やめましょう。」
コロナ禍で編集作業の為に集まれないとき、スタッフから提案がありました。でも、コロナ禍だからこそ、やらなきゃダメなんだよって、乗り切れた。
この先、また、変化していかなければなりません。
来年に向けて、次の変化を模索する時が来たような気がしています。
第10回 Web書道作品展 2022
出品者にとっては、上達を確認するため
遠くに住んでいても、書道展を楽しめるようにするため
この二つがWeb書道作品展の趣旨です。
これからも、書き手と観る人の双方にとって、有益な企画を考えたいと思っています。
ご意見、ご感想がございましたら、いつでも、当サイトお問い合わせページからご連絡ください。