会場を設けて書道作品を展示する従来の書道作品展では、
通常、以下のような流れで実施されます。
作品締切後、作品を表具する場合は、表具店さんに額装や軸装などを依頼します。
書道作品が表具店さんから仕上がってくる前に、作品のミニチュアを用意し、
壁面に合わせ、どこに展示するか決めます。
会期の前日は、通常、表具店経由で作品を会場に搬入します。
出品者は、作品に傷がつかないように、
慎重に運びます。
業者任せにしたりするのは、作品に責任を持っていない証拠。
軍手、脚立、雑巾・・・・。
右往左往しながら、それぞれの仕事をこなし、展示できた時には、
この上なき喜びと同時に、恥ずかしさに辛くなります。
そうして、当日を迎えるのが、通常の書道展です。
しかし、今回のWeb書道作品展は、出品者の多くの作業が軽減されています。
インターネットを利用するということで当然のことながら、
書道展搬入の3種の神器(軍手、脚立、雑巾)なんて、まったく使用しないで、
展覧会開催です。
さて、みなさんは、どのようにご覧になるのでしょう。
本当に楽しみです。
みなさまからのご意見、ご感想をお待ちしています。