毎年の編集作業で思うこと

毎年9月末にご出品される作品がすべてそろいます。
作品は、出品者の魂がこもったものであることを考えると、神経を張る作業が続きます。

まず、写真撮影。次に、データ送信していただいた作品、カードなど保存された状態での作品をそれぞれ、一点一点確認作業。

出来る限り、リアル作品と同じようにしつつ、ネット上でより美しく見えるように、編集作業をします。

実際の作品は、表具されたものと、未表具作品があります。
未表具作品については、作業量は、少ないものの、画像にすると、かすれが飛んだり、印が飛んだりすることがあります。

写真というものは、そもそも、半紙などの色については、白ではなく、グレーがかった状態で撮影されますので、白に編集していますが、一点一点確認しながらの作業は、根気と気合で乗り切るしかありません。

最終的にデータ上のものを可視化する、あるいは、出品作品すべてを把握するのは、ちょっとコツが必要です。毎年、1回の作業なので、昨年の作業ノートと格闘です。

それでも、出品者の方々やご覧いただいた方から、よろこびのご一報を頂くと、報われたような気がします。

早いもので、7回目となりました。リアルな展覧会では、回を重ねるごとに、作品レベルがアップしますが、ネットを通じたこのWeb書道作品展も同じように思います。
年に1度ですから、7回というと、小学1年生は中学生になってしまう年月です。振り返るとあっという間です。しかし、この期間に、ネット環境は、大きく更に変わりました。

Web書道作品展も何か次の取り組みが必要な時期に入ってきたように思っています。
皆様のご意見ご感想等、ございましたら、ご一報ください。

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